集客

工務店が考えるべき広告出稿

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目次

工務店の集客方法には、オンラインからオフラインまで、さまざまなものがあります。ここでは、工務店の集客におすすめの、11の広告媒体をご紹介します。

看板


都市部のビルや住宅地、道路、電柱など、さまざまな場所に設置されている看板広告。一口に看板と言っても、パラペット看板や屋上看板、壁面看板、野立て看板など、多種多様です。

チラシに比べるとコストはかかりますが、チラシよりもさらにエリアを絞った宣伝ができるため、効果測定が行いやすいメリットがあります。注意したいのは、設置する場所です。

特に、車移動が多いローカルエリアでは、交通量の多い国道沿いや路地など、人の目に触れやすい場所に設置しましょう。また、特に移動中に目にするような看板は、「会社名+キャッチコピー」といったように、パッと見て明確にアピールできる内容にすることも大切です。

 

テレビ/ラジオ広告

年齢性別問わず、多くの人にアピールできるのがテレビ/ラジオ広告です。SNS全盛の現代でも、まだまだメディアの影響力は大きいもの。一度の放送でもたくさんの方に自社を知ってもらえる点が魅力です。

また、テレビ/ラジオ広告は企業の信頼度アップにも効果的で、自社を知らない顧客層にも安心感を与えることができます。現在住宅購入を考えている層だけでなく、将来的に考えている顧客層にアプローチできる点もメリットでしょう。

ただし、テレビ/ラジオ広告は、制作費用や放映料などコストがかかります。広告映像自体は自社で制作することも可能ですが、放映する際には必ず広告代理店を通さなくてはなりません。制作会社に依頼して映像を作る・タレントを起用する・全国エリアで放送する場合には、数百万円~数千万円かかる場合もあります。

 

新聞広告

新聞の購読者は年々減少していますが、それでも50代以上は多くの方が新聞を購読しています。このため、「バリアフリーを特徴とした高齢者向けの住宅」「リフォームや二世帯住宅への建替え」など、年配の方々をターゲットにした広告なら、一定数の効果が期待できるでしょう。

新聞広告は、広告枠のサイズによって費用が変わる上、一度の掲載では捨てられる・見逃される可能性があるため、訴求するメッセージ内容や継続する回数など、予算に配慮しながら検討することが大切です。

最近では紙媒体だけでなく、スマートフォンアプリの「日本経済新聞 電子版」「朝日新聞デジタル」「SmartNews」「NewsPicks」などへのデジタル広告という形でも掲載が可能となっています。

 

ファミレスなどの店内広告




全国各地でファミリーレストラン「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」「夢庵」「グラッチェガーデンズ」などの店舗を展開している、すかいらーくグループ。幅広い層のお客さまが集まる各店内で、テーブルスタンド・テーブルステッカー・入口ステッカー・POSレジなどに広告を掲載することが可能です。1回の食事の時間は1時間程度。待ち時間も発生する飲食店において、お客さまが着席しているテーブル上に広告を掲示できるので、目にとまる可能性が非常に高いのが特徴です。

費用は125,400 円(税込)~で、掲載期間は3ヶ月~。ただし掲載日程は店舗の空き次第となるので、希望の日程で掲載できない可能性があります。

 

タクシー広告

タクシー広告とは、タクシーの車内に設置する広告のことです。タクシーはビジネスマンや経営層にターゲティングできる上、プライベートな空間を過ごす車内ならではの訴求力の高さが魅力です。

タクシー広告の種類には、助手席や運転席のヘッドレスト、後部座席のドアやウィンドウに貼るステッカー広告、車体後部ドアの外側部分に設置されるボディステッカー、デジタルサイネージなどがあります。

中でも最近人気なのが、助手席の後ろに設置されたタブレット画面で放送する広告動画=デジタルサイネージです。費用相場は月額250~500万円/1万台、1台当たりにすると、2.5~5万円程。

広告もデジタルサイネージも、コストを抑えて自社で作ることは可能ですが、「惹きつける」「伝える」広告を作りたいなら、専門業者に依頼した方が良いでしょう。

 

リスティング広告

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果の上部に表示される広告のことです。ユーザーが入力した検索ワードと連動しているため、自社に興味を持っているユーザー、あるいは家づくりをある程度検討しているユーザーにアプローチすることができます。

出稿する際にどんなキーワードを選定するかによって、得られる効果は大きく変化します。ユーザー心理を踏まえた適切なキーワード選定を行えれば、高い費用対効果が見込めるでしょう。このため、実績とノウハウが豊富な専門業者に依頼して、狙った検索キーワードに対して適切なウェブページを表示しているかを継続的に検証・改善することが大切です。

費用はクリック型課金制で、ユーザーが広告をクリックした回数に応じて決まります。  

 

SNS広告




SNS広告は、Twitter、Instagram、LINE、Facebook、Pinterest、YouTubeなどSNS上に表示される広告のことです。宣伝色を薄めた配信を得意としており、自然に商品をブランディング、宣伝するのに適しています。

膨大なユーザーデータをもとに、詳細なターゲティングを行える点がメリットで、うまく活用すれば、ターゲットに合わせて効率的な広告宣伝を行うことが可能です。

媒体ごとにユーザー属性が異なるので、マッチした媒体を選定することがポイント。会社の情報発信ツールとして、SNSを運用している工務店も増えているので、連動させることで、よりスムーズな問い合わせに繋げることができるでしょう。

費用相場は、月間30万円前後。媒体ごとに課金方式が異なるので、自社に適した媒体や課金方法などを選んでください。

 

SUUMO/HomesなどのWeb媒体への出稿

ハウスメーカーや工務店が数多く登録されており、一括資料請求などができるホームページを「ポータルサイト」「一括見積サイト」などと呼びます。SUUMOやLIFULL HOME’S、アットホームなどの大手ポータルサイトは認知度が高い上、検索結果に表示されることが多いため、より多くの顧客の目に留まる機会があります。集客チャネルを増やし、ユーザーの目に触れる機会を増やしたい工務店の方にはおすすめです。

フォームに入力するだけで物件情報を簡単に登録できるので、パソコンが苦手な方も安心。ただし、競合他社と同じテンプレートで並んで掲載され、自社の特徴の訴求がしにくいため、自社に対しての見込み度と、検討度合いを確かめて追客することが大切です。

費用は、広告枠ごとに決まっている場合と、各物件に対して発生した問い合わせ件数・成約件数に応じて料金が発生する場合があるので、よく確認してみましょう。

 

フリーペーパー広告

地域限定で配布されているフリーペーパーなどに広告を掲載する方法です。店舗があるエリアなど、地域を絞った広告として有効です。

ラックで各施設に設置されているものや、各家にポスティングされるもの、新聞折り込みで配布されるものなどさまざまですが、いずれも無料のため、若年層を含む多くの地域住民が手にしやすい点がメリットです。

デメリットは、配布スケジュールが決まっており、融通が利かない点です。また、多数の企業が広告を掲載している中で、自社の広告が埋もれてしまう可能性があります。このため、誌面のバランスに配慮したデザインやキャッチコピーを作成することがポイントです。費用は各会社や広告枠の大きさによって異なります。

 

雑誌広告



一口に雑誌と言っても、週刊、月刊、季刊、あるいは趣味(ファッション、スポーツなど)、娯楽(マンガ、小説など)、報道、ビジネス誌、総合誌、学術誌などさまざまな種類があります。雑誌広告とは、雑誌の誌面や裏表紙などに掲載される広告こと。広告主が制作した広告を出稿・掲載する「純広告」と、広告主の依頼を受け、雑誌側のライターが記事を書く「記事広告」の2種類があります。

大きな特徴は、雑誌ごとに読者の属性や趣味が絞れる点です。掲載する雑誌をしっかりと選定することで、照準を絞ったアピールが行えるでしょう。また、雑誌は一度読んで終わりではなく、一定期間保管・保存される傾向が高いため、一度の掲載で複数回の広告接触を期待することができます。

費用相場は30万円~400万円程。 雑誌ごとに異なる上、ジャンルや発行部数、掲載条件によっても大きく変動します。

 

お祭りへの協賛

近年はSDGsの流行もあり、工務店にもさまざまな地域貢献が求められています。企業の認知度・知名度を高めるためには、地域のイベント・お祭りのスポンサーになるのも一つの手段です。スポンサーになることで、公式サイトへの掲載やイベント施設内での広告掲載、チラシへの掲載、イベントスタッフの衣装に企業ロゴが記載される場合があります。

 また、協賛によって企業のイメージを向上できる点もポイントです。地域のお祭りのスポンサーになれば、「地域密着」のイメージを付けられますし、学園祭であれば、「教育に対して前向きなイメージ」を与えることができるでしょう。協賛企業となること自体が、企業経営への信頼にも繋がります。

費用はお祭りによって異なりますが、「3万円プラン:○○に企業名を掲載」、「5万円プラン:○○と○○に企業名を掲載」といったように、金額の異なるさまざまなメニューがあるのが一般的です。

 

面倒な広告出稿をお任せできる住宅フランチャイズという選択肢もある



テレビCMからお祭りへの協賛まで、工務店が出稿を検討すべき広告媒体をご紹介しました。広告宣伝は一つに絞らず、さまざまな方法を組み合わせて行うのが効果的です。ポイントは、しっかりと宣伝力がある媒体を選びながら、その広告を見る方に対してより良い表現方法にすること。認知度の低い媒体にいくら広告費を掛けても、効果は期待できません。

広告制作から出稿先選定まで本部に任せられる

フランチャイズに加盟する大きなメリットに、面倒なことを本部側が代わりにやってくれるという点があります。住宅フランチャイズにおいてもそれは同様。Web媒体から紙媒体、時にはテレビやラジオのCMなど幅広い広告媒体を選んで打ち出してくれます。手離れが良いのは、日々の業務や経営に忙しい工務店の方にとってはうれしいポイントでしょう。

広告は出稿してからが本番

気を付けなければならないのが、広告は出稿して終わりではないということ。その広告から、「どの程度集客できたのか」「費用対効果はどうだったか」「うまく集客できた要因は何なのか」「逆に結果がいまいちだった場合はどこを修正すべきなのか」など、中長期的な目線で広告を調整していく、運用という工程が必要になってきます。

フランチャイズの場合は、多くの加盟店や本部が運営する直営店で蓄積された膨大なデータを活用しながら制作・出稿・運用を行ってくれるため、自力でやる場合や広告制作会社に任せるよりも、結果に期待ができます。

 

しかしそもそも広告でアピールできる商材があるか

当然、広告を打つためには、それを見た方が魅力を感じるだけの商材が必要です。

 現状、広告を制作できていない工務店の中には、顧客にアピールするための、自社の代表ともいえる商材を持っていない工務店も多いのではないでしょうか。商品力という観点に課題を感じている方は、ぜひこちらのページもご覧ください。


そういった広告制作や商品力のほかにも、販促ツールの用意、マーケティング、SNS運用、営業力強化(人材育成)など、工務店を安定的に経営していくためには、多角的な要素が必要となります。

 以下のページではこれらの要素をすべて提供してくれる住宅FCをご紹介しています。集客をはじめとする工務店経営にお悩みの方は、ぜひ一度チェックしてみて下さい。


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