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工務店が取り組むべきSNS運用方法とその落とし穴

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目次

ここでは、SNSに興味はあるものの、何から手を付けて良いかわからない工務店の皆様のために、媒体別のSNS集客方法や、SNS運用のメリット・デメリット、運用の流れなどをご説明します。

工務店におけるSNS活用の必要性



SNSは、20~30代を中心にコミュニケーションツールとして定着しています。近年は40代・50代以降のユーザーも増えており、家づくりやリフォームを検討する世代に対して効果的にアピールできる手段となっています。

また、2019年から続く新型コロナウイルスの影響で、気軽にイベントを開催することができなくなりました。このため、モデルルームの写真をアップしたり、ライブ配信機能を使って住宅の見学会を開催するなど、SNSをうまく工夫することで、イベントの代替ツールとして集客を行う企業も増えています。

 

【工務店目線で見る】各種SNSの特徴



Twitter

Twitterは、1回につき140文字までのメッセージを投稿できる無料のウェブサービスです。スマートフォンや携帯電話、パソコンなどから使用でき、20~30代を中心に国内で月間4,500万人ユーザー※が利用しています。他ユーザーの投稿を再投稿できる「リツイート機能」が備わっているため、拡散性が高い点が特徴です。

Twitterを使う際のポイントは、「リツイート」や「いいね!」を押したくなるような投稿を行うこと。インパクトのある写真・動画だけでなく、共感性の高いメッセージを掲載したり、リプライ機能を使ってユーザーと積極的なコミュニケーションをとることで、投稿が拡散される可能性が高まります。自社サイトのURLを記載しておけば、拡散と同時にWebサイトへのアクセス増加も期待することができるでしょう。

※参照元:Twitter Japan(https://twitter.com/TwitterJP/status/923671036758958080)2022年7月31日調査時点

Facebook

匿名性のTwitterと異なり、実名制のSNSとして知られるのがFacebookです。30~40代以上のユーザー層が多く、ほとんどが居住地や関心のあるジャンルなどを公開しているため、ターゲット層を絞ってアプローチすることが可能です。また、長文の投稿が可能なので、「写真(動画)+文章」で施工事例やイベント情報、企業としての思いなどをしっかり紹介したい場合におすすめです。

ただし、企業アカウントからの投稿よりもユーザーの家族や友人の投稿が表示されやすいアルゴリズムが働いているため、宣伝に利用するなら、精度の高いターゲティング機能を利用できるFacebook広告を運用する方法がおすすめです。 ターゲット精度の高い広告システムで、具体的なアクション(Webサイトへの訪問や「いいね!」のクリックなど)を起こしたユーザーに絞って広告を出すような使い方もできます。

Instagram

Instagramは10代~40代を中心に月間3300万人※が利用している、画像と動画がメインのSNSです。施工事例を写真でアピールできる点で、住宅業界との相性がよいとされています。また、従来は若者のコミュニケーションツールとして活用されてきましたが、最近ではショッピング機能や地図検索機能などの充実により、広告ツールとしても注目されています。

「インスタライブ」と呼ばれるライブ配信機能を活用して現地開催型イベントの代わりにしたり、360度カメラを使ってモデルハウスなどの画像を撮影したり、ストーリーズ機能を使って短い広告動画を出すなど、目的に合わせてさまざまな活用ができる点が魅力です。

※参照元:Meta社(https://about.fb.com/ja/news/2019/06/japan_maaupdate-2/)2022年7月31日調査時点

Houzz 

Houzzは、リフォームや家を建てたいユーザーと、工務店などの専門家をマッチングさせる、住宅業界に特化したSNSです。基本的な機能は無料で利用でき、ページ内には事業や事例をまとめたプロフィールを掲載することができます。

Houzzを活用するメリットは、特定エリアに広告を出せる点。ターゲットを絞った効率的なアプローチが行えます。また、顧客とのメッセージ機能が活用でき、添付画像や資料、請求書や仕様変更、スケジュールなどをアプリ内で共有することが可能です。オンラインビデオを使えば、商談や打ち合わせなどもできるので、顧客獲得から施工完了までの過程をHouzzで完結させることができます。

ただし、専門家として利用する場合は1ヶ月あたり7,000円~の費用がかかり、プランによって利用できるサービスが異なります。

YouTube

YouTubeは、Goolgle社が運営している動画サービスです。新型コロナウイルスの影響により外出もままならない状況が続く中で、情報発信・収集の手段として注目を集めています。

YouTubeの特徴は、動画で自社サービスを紹介できる点です。工務店や社員の雰囲気や、社長や社員の仕事への姿勢などをアピールしたり、モデルルームの外観・内観、実際の施工現場の様子などを撮影し提供することで、ユーザーは自宅にいながら家づくりを検討することが可能です。

動画制作のポイントは、優れた商品やサービスをアピールするだけでなく、「ファン獲得」「信頼性の向上」を意識して行うこと。「この会社なら安心して任せられそう」と思ってもらえるような動画を制作しましょう。

RoomClip

RoomClipは、30代以上のママユーザーが多く利用しており、投稿写真数500万枚以上※を誇るインテリア・住まい専門のSNSサービスです。無料で利用でき、インテリア写真の共有や、ユーザー同士で気軽にコミュニケーションを図れます。家づくりを検討しているユーザーも多く利用しており、インテリアや間取りなどを参考にすることも多いため、魅力的な写真を投稿できれば、多くの反響を得られる可能性があります。気に入った写真をアルバムのように保存する機能があり、繰り返し見てもらえる点もメリットです。

ただし、インテリアや小物などがメインとなるため、企業としてWebサイトへ誘導するのは容易ではありません。他のSNSなどとも組み合わせながら、中長期的な目線で運用するのがおすすめです。

※RoomClip住文化研究所(https://lab.roomclip.jp/contents/trends/)2022年7月31日調査時点

 

工務店がSNSを活用するメリット


とことんターゲットに沿ったアプローチが可能

工務店がSNSを集客に活用するメリットは、まず、高精度なターゲティングが可能な点です。ユーザー属性だけでなく、ユーザーが過去に閲覧したコンテンツなどをもとに、興味関心に合わせたアプローチができるため、よりピンポイントに効率よく情報を届け、問合せやWebサイトへの訪問を促すことが可能です。

自社の商材を拡散し、ブランディングにつなげる

また、拡散力を活かし、潜在顧客へアプローチできる点も魅力的。住宅購入を考えていない人でも、ユーザーが拡散してくれた情報によって興味を持ってくれる可能性があります。仮にTwitterで投稿した内容が1万リツートされれば、数十万円もの広告費をかけるのと同じ程度の効果が得られるほど。特に費用をかけることなくWeb広告と同等の効果を得られる可能性がある点は、大きなメリットと言えるでしょう。

ブランディングの面でも有効に活用することができます。ブランディングとは、「ブランド」を作るためのさまざまな活動のことです。自社の商品やサービス、企業自体を「その企業ならでは」と認識させ、他社と差別化するために行います。SNSは、画像や動画がメインで、Webサイト以上に視覚的なアプローチが行えます。長い文章でアピールするよりも、「どんな家を作っている工務店なのか」が一目瞭然で分かるため、企業ブランディングに効果的なのです。

 工務店がSNSを活用するデメリット

高頻度な情報更新が必要

SNSのデメリットは、情報更新の手間が増えてしまうことでしょう。ホームページであれば月に一度の更新でも問題ありませんが、SNSでは少なくとも数日に一度はなんらかの情報を発信しなければ、放置されていると見なされる恐れがあります。このため、定期的に写真を掲載したり、物件情報や物件探しに役立つ情報を定期的に投稿しなくはならず、少数精鋭の工務店では「手が回らない」状態になってしまいます。

継続的なフォロワーの確保が難しい

また、せっかくSNSを活用するなら、情報発信を通して企業のファンを獲得し続けることが重要です。しかし、住宅・不動産業界は、たとえ賃貸物件でも毎月・毎年のように定期的に物件を探す人はほとんどいないでしょう。このため、物件を手に入れたら最後、フォローを解除してしまう人が多く、継続的なフォロワーの獲得が難しいのが現状です。アフターフォローや施主イベントの開催、インテリアや家具の紹介など、「購入後も引き続き情報をチェックしたい!」と思わせる情報発信やSNSの運用が求められます。

また、投稿内容によっては炎上のリスクがあることも注意したいポイントです。炎上してしまうと企業のイメージ低下を引き起こしてしまうため、投稿内容は慎重に検討しましょう。

実際のSNS運用の流れ 


SNSを運用する流れは、大まかに以下の通りです。

01. 目的やターゲットを絞り込む

02. どのSNSを使うか選択する

03. ビジネスアカウントを用意する

04. 共感を得られるような投稿を行う

05. 継続的に投稿・モニタリングを行う

SNSは、更新頻度が多いほど良いとされています。特に、アカウントを開設してすぐは投稿数が少ないため、毎日こまめに投稿しましょう。

また、運用する際は、専任の担当者を配置することが大切です。日々の仕事に追われ、片手間で運用するようでは、思うような効果は得られません。担当者がきちんと管理し、責任を持って運用を行うことで、定期的に統一性のある投稿が行えますし、質問や問い合わせなどにもすぐに対応することができます。

そもそもSNSに投稿できるだけの商材をもっているか


工務店のSNS集客について、媒体別の活用方法やメリット・デメリットをご紹介しました。SNSが幅広く普及している現代では、集客のためにSNSを運用することは不可欠です。一方で、その運用を成功させるためには、担当者を置き、きちんと対策を取らなくてはなりません。

また、最も気を付けなければならないのは、「自社の商材力が必要」ということ。カタログに載せるような魅力的な商材が無い場合は、SNSを始めたところで大した効果は出ないばかりか、かえってコストや手間ばかりが増えてしまいます。


ブランド力と商材力を確保できるフランチャイズという選択肢


ある種お客様が家づくりを考える際の指標になるような商材を用意する必要があります。しかし、自社で商材を開発していくのは至難の業でしょう。


その点フランチャイズであれば、ユーザー目線に立った商品開発を行っています。子育て世代の家、二世帯住宅用の家、補助金を申請できる性能を担保した家など、顧客が目を引く商材をまるっと用意してくれます。こういった指標となり得る商材があれば、あとはSNSへの投稿も捗るでしょう。

その集客課題、SNS運用だけで解決できますか?

安定的に集客できる工務店になるためには、SNSの運用や商材開発だけでは不十分。そのほかにも、各種媒体に出稿する広告作成や、マーケティング、営業力強化(人材育成)など、多角的な要素が必要となります。

以下のページではこれらの要素をすべて提供してくれる住宅FCをご紹介しています。集客をはじめとする工務店経営にお悩みの方は、ぜひ一度チェックしてみて下さい。


 

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