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工務店のマーケティング施策とは

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目次


集客数の増加目指すなら、マーケティングをしっかり行うことが大切です。
ここでは、「マーケティングってどうやるの?」「何から始めていいか分からない」という工務店の皆様へむけて、具体的な施策とその効果をご紹介します。

ちょっと待って!マーケティング施策を打つ前に考えておくべき【3つのステップ】


気を付けなければならないのは、ただ闇雲にマーケティングを学び、実践しているのでは、効果を得るのが難しいということ。
ここではまず、マーケティング施策を実践する前に、大前提として考えておくべきポイントを3つの段階に分けてご紹介します。

STEP.1  自社のターゲット層とペルソナの明確化

まず行いたいのは、自社のターゲット層を明確化し、「ペルソナ」を設定することです。ターゲットとは、狙っていきたいユーザー層のことで、「20代~30代の夫婦」というように、比較的広い範囲を指します。
 そういったユーザー層の中から、実際にその人物が実在しているかのように、年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、ライフスタイルなどを細かく設定したものを「ペルソナ」と言います。

 例えば、「33歳主婦。○○県○○市在住。市役所勤めの夫と子ども2人(3歳と1歳)の4人でアパートに住んでいる。子どもが大きくなってきたので、そろそろ一軒家を建てたいと情報を収集している」といったように、実存し得る人物像を詳細に設定します。
 ペルソナを設定することで、特定の人物のニーズを詳しく把握することができます。
 また、正しく顧客のニーズを把握することでマーケティング戦略が考えやすくなり、ペルソナと同じ背景やニーズを持つ顧客に適切なアプローチを行うことできます。マーケティング施策の根幹ともいえる部分なので、ペルソナ設定は時間をかけ慎重に行いましょう。

STEP.2 現状分析による課題と強みの把握

多様化した顧客ニーズに対応し、どのように自社の製品やサービスを売るべきなのかを知るためには、自社の状況を分析しなくてはなりません。注意したいのが、情報収集をしただけでは現状分析にならないということ。
 収集された情報から課題と強みを炙り出し、問題を解決するための仮説につなげることができて初めて、現状分析といえるのです。

方法としておすすめなのが、現状分析や課題抽出の手法である「フレームワーク」を活用すること。
 フレームワークとは、「仕事を行っていく上での考え方の枠組み」のことを言います。ある作業を行う時、仮説を立てて検証する流れの中に一定の枠組みを用いることで、抜け漏れなく多角的に検討したり、素早く結論を出せるようになります。

 Customer(顧客)、Competitor(競合他社)、Company(自社)の3つの観点から自社を分析する手法「3C分析」や、Politics(政治)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術)といった3C分析よりも広い視点で自社を取り巻く環境を分析する手法「PEST分析」など、さまざまな手法があります。

STEP.3  自社のコンセプトを明確に

マーケティングを進めるにあたっては、自社のコンセプトを明確にすることも非常に重要です。競合他社の打ち出し方を研究し、「自社ならではの特徴」や「他社との差別化ポイント」から逆算し、自社に合ったコンセプトを打ち出していきましょう。

 ユーザーは多くの工務店やハウスメーカーと比較検討するため、自社が持つ強みやコンセプトを明確に打ち出さなくては、目にも留めてもらえません。「国産材・地元材を扱っています」「地域密着型で創業80年」「アフターサービスが手厚い」といった、自社だけの強みや、お客様に提供できる価値を明確に伝えることで、選ばれやすくなるでしょう。

 また、コンセプトが明確になることで、経営のブレが起こりにくくなるというメリットもあります。経営陣からアルバイトの方まで、全員がコンセプトを理解することで、一貫したマーケティングを行うことが可能です。

工務店が取り組むべきマーケティング施策とは



Web集客で欠かせないのが、公式HPです。今日では、何か行動を起こす際にまずインターネットで検索する人がほとんどです。チラシや雑誌などで情報を得た人も、Webサイトで実績や費用などの情報を確認して、安心してから工務店に問い合わせたいと思うもの。

このため、集客を考える場合は、最終的にホームページに誘導するような設計を行います。公式HPがない、更新されていない状態では、せっかく興味を持ってくれた人を逃すだけでなく、会社自体の信頼低下を招くので注意しましょう。

公式HPの作成で注意したいのが、「スマホ対応」です。多くの人はパソコンよりスマホで情報をリサーチする割合が高いため、「レスポンシブデザイン対応」によってスマホ対応にすることを忘れずに。また、公式HPに訪れたお客さまが問い合わせをスムーズに行えるよう、問い合わせボタンの位置や、問い合わせに至るまでの導線などを確認することも大切です。

SEO対策

SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略で、簡単にいえば、GoogleやYahoo!JAPANなどの検索結果の上位に表示されるための施策のことです。検索エンジンは、ユーザーの求めている情報が掲載されているコンテンツが上位に表示されるよう、常に検索結果を更新しています。このため、中長期的な目線で継続的にSEO対策を行うことで、ホームページが検索結果の上位に表示されやすくなります。

 重視したいのは、キーワード設定です。インターネットには莫大な量のコンテンツがあるため、その中から上位に表示されるためには、ユーザーが実際に検索するであろう単語や、企業のビジネス(商品・サービス)に関連する単語をできるだけ多くサイト内で使用しなくてはなりません。
 工務店の場合は、地域を絞ったキーワード設定がおすすめ。地域名を入れて検索するユーザーなら、より具体的に工務店を探している・問い合わせにつながる可能性が高いからです。

 MEO対策

MEOとは、Map Engine Optimizationの略で、 主に「Googleマップに自社情報を表示させる対策」のことを言います。MEO対策を正しく行うと、Googleマップに表示される店舗の情報を最適化したり、ローカル検索をしたときに自社情報が上位に表示されやすくなります。お店を探す際は、多くの人がGoogleMapを利用しているため、MEO対策を行い、地図エンジンで上位表示されることは、工務店のように実店舗を持つ会社にとっては集客に直結すると言えます。

MEO対策の手順は、以下の4つとなっています。

01. Googleマイビジネスに登録する
02. 営業時間や定休日・連絡先など、Googleマイビジネス上の自社情報を充実させる
03. 中長期的にGoogleマイビジネス上の口コミや写真などを増やす
04. 口コミに返信をする

Webマーケティング初心者でも、無料で簡単に始められるので、早速登録しておきましょう。

マーケティングのノウハウを得たいなら住宅フランチャイズという選択肢



工務店の皆様へおすすめの、具体的なマーケティング施策を3つご紹介しました。他にもさまざまな施策がありますが、大切なのは、その場限りでなく継続的に取り組むこと。
基礎知識を身につけるだけで簡単に行える施策もありますが、より本格的に行うならプロに依頼するのがおすすめです。

全国の加盟店に蓄積するマーケティングノウハウが自分のものに

全国各地に存在する同じブランドの加盟店や本部が運営する直営店では、日々、試行錯誤を繰り返しながら様々な施策を試しています。そうやって、本部の中には加盟店の成功を後押しできるマーケティングノウハウが蓄積され続けているのです。

 そのため、「公式HPではどういった商材をどのように見せれば良いか」「どういう対策をすればSEOやMEOでうまくいくのか」といった、本来であれば時間をかけて積み上げていくノウハウをすぐに提供してくれます。

もしマーケティングという観点に課題を感じているのであれば、ぜひこちらのページもご覧ください。



そもそも公式HPを見た顧客へアピールできる商材はあるか

上述したようなマーケティング施策がうまくいった場合、お客様は少なくとも1回はその工務店の公式HPを見るでしょう。

 ポイントなのは、自社の公式HPがそういった見込み客を逃さないだけの受け皿になっているかという点。せっかくペルソナ設定や競合との違いを見出した後、見に来た公式HPに対し情報が無いのでは、お客様はすぐにそのページから離れてしまいます。公式HP上には、その工務店では一体どんな家が建てられるのかを明示する必要があるのです。

 もし現状、自社製品の商品力という観点に課題を感じているのであれば、ぜひこちらのページもご覧ください。

れまで述べてきたようなマーケティング施策、商品力のほかにも、各種媒体に出稿する広告作成や、販促ツール、SNS運用営業力強化(人材育成)など、工務店を安定的に経営していくためには、多角的な要素が必要となります。

以下のページではこれらの要素をすべて提供してくれる住宅FCをご紹介しています。集客をはじめとする工務店経営にお悩みの方は、ぜひ一度チェックしてみて下さい。





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