工務店にはどんな住宅性能が求められている?
消費者が住まいに求めるものは、時代と共に変化しています。中小工務店が集客をするためには、消費者のニーズを的確に把握し、しっかりとアピールを行うことが大切です。ここでは、住宅金融支援機構が行ったアンケート結果をもとに、工務店に求められている住宅性能や、集客方法について解説します。
お客様が工務店選びで重視するのは「住宅性能」
住宅金融支援機構が一般消費者や住宅事業者などを対象に行ったアンケート調査「2020年度における住宅市場動向について」※によると、工務店選びにおいて消費者がもっとも重視しているのが「建物の性能」(58.0%)であることが分かりました。性能の中でも特に気になるのが耐久性(74.1%)で、その後に耐震性(68.1%)、省エネルギー性(40.9%)が続いています。
より大きく豪華な家が求められていた時代から、震災を経て耐震性のニーズが高まり、近年では、気候環境の変化などに伴う気密性・断熱性や省エネ性に注目が集まっています。
消費者に選ばれるためには、ニーズに合わせた住まいづくりが不可欠です。社会状況や住宅施策などさまざまな情報を収集し、商品開発や宣伝などを行いましょう。
※参照元:住宅金融支援機構(https://www.jhf.go.jp/files/400352689.pdf)
性能を担保した家づくりで見込み客を取り込む
ウッドショックや物価上昇など、建築業界を取り巻く状況は厳しさを増しています。そんな中でただコツコツ良い家を作り続けているだけでは、消費者に選んでもらうことはできません。
集客をするためには、自社の強みを洗い出して他者と差別化し、明確なアピールをすることが大切です。消費者が求める性能を担保しているだけでなく、その性能を実現するためにどんな素材や工法を使用しているのか、工務店側の想いやこだわりなどとともにアピールしましょう。
現代の家づくりはWebサイトでの情報収集から始まるため、まずは自社ホームページを充実させて、資料請求やモデルハウスの見学などに誘導するのがおすすめです。日々の業務で忙しく、「集客に手がかけられない」という中小工務店には、住宅FCへの加盟も一つの手段。住宅FCなら、消費者ニーズに合った高性能な家づくりはもちろん、アピール力の高い宣伝商材や営業ノウハウの提供なども行い、工務店の集客をサポートしてくれます。
まとめ
近年の家づくりでは、住まいの性能を重視して住宅事業者(工務店)選びをする消費者が多いようです。このため、工務店が集客を行うためには、性能を担保した家づくりをアピールすることが大切。
住宅FCに加盟すれば、消費者ニーズに合わせたアピールも簡単。本部が蓄積したノウハウやマーケティングデータを元に、しっかりと集客を行うことが可能です。こちらのページでは、工務店が抱える課題別に解決方法をご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。